日本仏教13宗派とは?

ご朱印巡りで寺院を訪れると、多くの寺院は●●宗のような宗派に属していることがわかります
中には単立寺院のように、どこの宗派にも属さない寺院や、新興宗派もありますが、日本における主要な13宗派を以下にみてみたいと思います

この13宗派はさらに細かく枝分かれした派に分派し、総数は150以上にのぼるようです

日本仏教宗派の起源と変遷

仏教伝来まもない奈良時代、三論宗、成実宗、法相宗、倶舎宗、華厳宗、律宗の南都六宗が成立しましたが、それらは宗派というより学派に近く、現在でも残っている宗派は法相宗、華厳宗、律宗の三宗となっています

平安時代に唐で学んだ最澄と空海が天台宗と真言宗を開きました

その後、平安末期から鎌倉時代にかけて融通念佛宗、浄土宗、浄土真宗、時宗の浄土系宗派や臨済宗、曹洞宗といった禅系宗派、加えて日蓮宗が生まれました

13宗の中でもっとも遅い江戸時代に成立したのが禅系宗派の黄檗宗で、中国風の禅の教えが停滞気味の日本仏教に活気を与えました

日本仏教13宗派

時代宗派宗祖本山系統
奈良法相宗道昭興福寺
薬師寺
奈良仏教系
奈良華厳宗良弁東大寺奈良仏教系
奈良律宗鑑真唐招提寺奈良仏教系
平安天台宗最澄延暦寺密教系
平安真言宗空海金剛峰寺密教系
平安融通念佛宗良忍大念佛寺浄土系
鎌倉浄土宗法然知恩院浄土系
鎌倉浄土真宗親鸞西本願寺
東本願寺
浄土系
鎌倉臨済宗栄西妙心寺
建長寺
禅系
鎌倉曹洞宗道元永平寺
総持寺
禅系
鎌倉日蓮宗日蓮久遠寺日蓮系
鎌倉時宗一遍清浄光寺浄土系
江戸黄檗宗隠元萬福寺禅系

その宗派の開祖の教えや、大切にしていることなどを学ぶと、よりご朱印をいただく際に理解が深まって面白くなってきます!





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