日蓮宗寺院で「御首題」をいただくには?
ご朱印は基本的に寺院の印の上に御本尊などを墨書きしていただくのが一般的ですが、日蓮宗のご朱印は少々異なります
朱印部分は他の宗派のものと同じ、その寺院の印になりますが、墨書き部分が「妙法」と書かれていたり、「南無妙法蓮華経」と書かれていたりします
違いは何なのでしょうか?
同じ日蓮宗の寺院でもいただけるご朱印は異なります
どのような違いがあるのか、みてゆきましょう!
御首題とは?
御首題とは日蓮宗特有のご朱印で、「南無妙法蓮華経」という、日蓮宗の中心経典である法華経の題目が書かれたものになります
日蓮の書体を真似た、横にヒゲのように伸びている書体から、「ひげ文字」や「髭題目」と呼ばれています
一方で、一般的な日蓮宗のご朱印は朱印の上に「妙法」と書かれています
妙法とは妙法蓮華経を略したものです
御首題をいただくには?
せっかく日蓮宗寺院を参拝したからには是非とも御首題をいただきたいものです
では、どのようにいただくことができるのでしょうか?
御首題をいただくには、他の宗派のご朱印が書かれていない御首題帳を準備する必要があります
そして、その御首題帳を持参して、「御首題をいただきたいのですが…」と申し出れば、基本的に御首題をお書きいただけます
私自身、日蓮宗本山巡りをしていますが、基本的に御首題帳を持参し、各本山の御首題をいただくようにしております(ただ、上の写真の池上本門寺さんでは、「御首題をください」と御首題帳をお出ししたのですが、お書きいただいたのは「妙法」でした…。ただ、いただくご朱印も一期一会の関係なので、ありがたく頂戴して帰ってきました(笑))
皆さんも是非とも御首題帳をお作りになって、日蓮宗寺院を巡ってみてはいかがでしょうか?
日蓮宗寺院は参拝者にとても親切に対応していただける寺院が多く、参拝後、とても清々しい気持ちになることができるので、大変有意義です!