テーマ別巡拝でも最も著名な四国八十八ヶ所をご紹介します
私自身は自己紹介でも書いた通り、2004年に社会人となって四国高松に配属されて第二のご朱印人生(笑)のきっかけとなった巡拝で、2005年までに車を使って満願することができました
満願後、高野山にも参拝し、しっかりとお礼参りができた、とても思い出深い巡拝となっています
四国八十八ヶ所は私の社会人生活スタートと時を同じくして巡った巡拝なので、自分自身にとっても大変良い思い出として今でも心の中に息づいています!!
四国八十八ヶ所とは
四国八十八ヶ所とは、四国に所在する弘法大師空海ゆかりの寺院88か寺を巡拝する、テーマ別巡拝の中でも最もメジャーなものです
四国八十八ヶ所を巡拝することを「四国遍路」と呼び、巡拝者のことを「お遍路さん」と呼ぶことも特徴的です
徳島県(阿波国)を発心の道場と呼び23か寺、高知県(土佐国)を修行の道場と呼び16か寺、愛媛県(伊予国)を菩提の道場と呼び26か寺、香川県(讃岐国)を涅槃の道場と呼び23か寺存在し、四国を時計回りにぐるっと一周、主に沿岸部に所在する札所を巡ってゆきます
巡礼グッズ
以前私が愛用していたガイドブックは売り切れのようですので、以下がオススメです
一気通貫で歩くのではなく、かなり細分化して歩く「歩き遍路」向けのガイドブックです
私のような「車遍路」に必見のドライブスポット等も掲載されたガイドブックです
巡拝には必須の専用納経帳を準備しましょう!
私は納経帳ではなく掛け軸にしました
札所での作業は大変ですが、掛け軸の場合、満願した際の出来栄えは荘厳で、達成感を倍増させてくれます
旅の装い
四国遍路の装束の基本は白衣に金剛杖をつき、ずた袋を持ち…という、「お遍路さん」装束が有名です
西国霊場や坂東霊場ではなかなか見ないですが、四国遍路は四国の文化の中に根ざしているため、この装束をしていても違和感がありません(ないばかりか、道中いろいろなお接待を受けることができます)
私は車遍路だったので、札所到着の際に同行二人と書かれた図多袋と金剛杖を持ち参拝していましたが、歩き遍路にチャレンジする際は正式な装束で臨みたいと思っています
交通と巡拝方法
車遍路の場合11泊程度、歩き遍路の場合、40泊程度がかかるようです(当然ペースにもよります)
便利なのは旅行会社主催のツアーに参加して、分割して満願するといった方法ですし、車遍路の場合、レンタカーを借りて回るという方法もあります
ご自身にあったスケジュールと費用で遍路日程を組み立ててみてください
四国八十八ヶ所を巡拝してみて
自分自身、初めて独力で満願したテーマ別巡拝が四国八十八ヶ所だったので、お四国には大変深い思い出があります(個人的には初めて一人暮らしをしたのが四国だったり、社会人一年生だったりと、プライベートないろいろな思い出が詰まった時間でした)
遍路をしていて感じたのは、四国八十八ヶ所が四国の文化に浸透し、四国の老若男女みながお遍路さんに対する敬意とホスピタリティを持っており、道中様々な心温まる機会に接することができました
道中道に迷っていると親切に道案内をしてくれるおじさんや、お接待としてみかんをくれた愛媛の田舎町のおばあさん…
近年においては見ること、感じることができないホスピタリティと人の温かさに触れることができました
また、何よりも四国をぐるっと一周することで初めて足を踏み入れて、住み始めた四国という島を心の底から実感し、そして楽しむことができたのが大変良い経験でした
社会人一年生の立場で、88か寺に赴き、自身のこと、家族のこと、大切な人のことを思い、そして祈った経験は、40歳の今になってもしっかりと息づいています
皆さんもぜひ、人の心に触れることができるお遍路さんに出かけてみてください!!