日本の世界遺産第1号に認定された奈良県法隆寺をご紹介したいと思います
私自身、神仏霊場巡拝の道をスタートしたのがこの法隆寺で、とても思い入れの深い寺院となっています
法隆寺の創建
法隆寺は聖徳太子が父である用明天皇の病気平癒を願って607年(推古15年)に建立したと伝えられる寺院です
現在は聖徳宗の総本山として、世界最古の木造建築が多く残されており、1993年に日本で初めて世界遺産に登録されました
聖徳太子は仏教を積極的に取り入れ、憲法十七条や遣隋使などを派遣したが、622年(推古30年)に49歳で逝去しました
法隆寺は聖徳太子を慕う人々によって護持され、670年(天智天皇9年)に焼失するも、間も無く再建が開始され、遅くとも奈良時代の初頭までには奈良様式の西院伽藍が復興したとされています
建築以外にも国宝の釈迦三尊像や四天王像等、仏像から玉虫厨子などの工芸品まで飛鳥時代以来の文化財が数多く存在しています
法隆寺のお会式
法隆寺では聖徳太子の遺徳を讃えるお会式(小会式)の法要が行われます
聖徳太子の命日よりひと月後の3月22日から24日までの間に行われ、奈良の春の訪れを告げてくれるようです